借金をまとめて返済することを任意整理と呼びますが、債務整理を行うためにはどの程度の費用が必要なのでしょうか。今回のページでは、借金返済をスムーズに行うためには必須とされる、債務整理のための費用についてお伝えしていきたいと思っています。
債務整理の中でも、とくにメリットが大きいとされるのが任意整理という返済方法です。この手法を利用するためには、弁護士や司法書士に代理人を依頼する必要があります。ですので、借金のほかにもそういった名目で余分に費用が必要となってきます。ですが、借金などは場合によっては利息が大部分であったりして、そういった部分を弁護士に整理してもらうと、借金の金額がいきなり減ることもよくあります。そういう効果は、弁護士費用を支払っても、充分にお釣りがくるほどのことが多いのです。ですので、任意整理を行うための費用は安心して支払うことができるお金だといえます。
任意整理によって債務整理を行う場合、弁護士事務所や司法書士事務所に整理の委託委任する手続きを取る必要が出てきます。そのためにはある程度の費用が必要となってきますが、その金額は弁護士に依頼するのか、それとも司法書士に依頼するのかで金額が異なってきます。それは弁護士と司法書士で報酬の基準が異なることから差異が生まれてくることが原因です。それぞれが独自に報酬の基準を設定しているので、それはある意味、当然のことと言えるでしょう。
もし近いうちに債務整理について代理人を依頼するつもりがあるのなら、そういった費用について、まずは見積もりを出してもらうようにしましょう。直接、事務所に問い合わせをするのが一番確実な方法です。なお、ここに一応、目安としての金額を少しですがお伝えしておきましょう。
まず必要となってくるのは、「着手金」という名目の費用です。これは弁護士の場合でも、司法書士に依頼する場合でも同様に必要なお金です。これは債権者の数だけ必要となる金額なので、もし債権者の数が3人なら着手金額×3の金額が必要となります。ちなみに、同一の債権者であっても、支店が異なれば、その場合には別の債権者としてカウントされますので、その点には注意しておきましょう。これは、債権者に対する債務整理の作業が、別支店となれば、別件として処理しなければならないからです。